ぐーたら主婦が自閉症児を育てるお話

3歳で自閉症と診断された息子との生活が辛くダークサイドに落ちたぐーたら主婦のブログです。難しい息子を育てて経験した事や日常のことを綴ります

死にたいと言う子供の話

これは来年度同じ失敗をしないよう、自分自身のために記録しておく。

※かなり鬱な記事なので閲覧注意

現在我が家の長男フユタは毎日毎日死にたい消えたい何個傷を付けて血を流せば死ねるのかなと私に死への願望を語ります。

原因その1

なぜそうなったのか?

それは遡る事数週間前

1年生もあと残りわずか

教室の雰囲気もだんだん終わりへと近づいていきます。

その時点ではフユタに何も変化はなかった(ハズ)

うちの学校は学期の初めと年度末、年度始めは集団登校でそれ以外はお友達登校です。

そして年度末の集団登校が始まった時、フユタに異変が起こりました。

「M君が後ろから靴を踏んでくる…

やめてと言ってもやめてくれないし、誰も助けてくれない」

M君は隣の家の意地悪君。

朝フユタを見かけたら急いで抜かしていく。どうやらこの子の中で先に集合場所にたどり着いたら勝ちらしい。

自分より先にフユタがいると鬼の形相でこちらを見る。自分が先に着けばニヤニヤしながら顔を覗いてくる。

そして私が挨拶しても、自分の親が見ていない所では完全無視。なのに私たちが遊んでいると勝手に入ってきて我が家のおもちゃを漁る。

いったいどういう生き方を今までしてきたのか?なんて事を7歳の子供相手に私が思ってしまう程子憎たらしい。

しかし!

フユタが嫌な気持ちはわかるが集団登校というものは、何をどうする事も叶わない。我慢するしかないのだ。

そしてその週末、謎の高熱が出たのです。

インフルエンザ、新型コロナ、溶連菌の検査をするも陰性。

熱のみで咳も鼻も出ない。

確か幼稚園時代にこんな熱が1ヶ月続いた事があったな。その時も原因不明だった。

私は今、仕事を休めない…

なぜなら人手不足でみんな連勤して何とか仕事が回っているから、1人休めば大変な事態に陥ります。もちろん子供が熱があるのに休めないなんて、子持ち主婦で構成されている仕事なのに会社がありえないのですが

そうは言ってもいないものはいないのです。

何とか日曜日、熱が下がり月曜日には学校へ行けると安心しましたが、フユタが断固拒否で大泣きして訴えてきた。

「頭もお腹も痛い!!痛い痛い!!こんなんじゃ学校なんか行けないよ!!」

しょうがなくその日は半日1人で留守番させた。

本人が大丈夫だと言ったからですが、苦渋の決断でした…。

そしてその日を境に、登校拒否が始まりました。

春休みまであと1週間だというのに、お腹が痛い、頭が痛いと言って何とか学校を休もうとするフユタに私は頭を抱えた。

そして学校に行っても、お迎えお願いしますと保健室から電話がかかってくるのです。もちろん迎えに行ってもケロッとしている我が子にげんなり…。

私は必死にこの状況を先生に説明しましたが、残り2日は保健室へ行く事なく学校と学童へ行けたので特に話し合う事もなく春休みに突入しました。

ひとまず良かった。

一時的なものだったんだ。

いつものフユタに戻ったんだ。

 

この時の私は、後に悲惨な息子の姿を目の当たりにするとは欠片も思っていなかった。

 

原因その2

春休みの1日目は、放課後デイに預ける事になりました。この放課後デイは12月にオープンしたばかり。近所だったのでこれ幸いと1番乗りで契約をしました。

が、

いつも一緒になる5年生の子が暴言が酷い子で、フユタはだんだん行くのが嫌になっていき暫くお休みをしていました。

春休みは他の子もいるので試しに行ってみようよ、と誘い久しぶりに行ってみたら

なんと5年生の子2人がかりで棒で叩かれたと…

割り箸と新聞紙で作成した棒ですが、そこそこ痛い。耳を叩かれて痛い、もう辞める!二度と行かない!と激怒していました。

それを聞いた職員が話を聞きに行き、その後

1人の子だけごめん!!と謝りに来てくれましたが、もう1人の暴言の酷い子は現れず。

 

フユタはこの一件で深く深く傷ついた様子でした…。

 

なぜ、乱暴な子に棒を与えるのか。

与えるならなぜ防いでくれなかったのか。

その子がいるからフユタが行けなくなっている事も知っていたのに…。

 

そう思っても当然、デイに文句は言えません。

よくある事なのか、私には放課後デイ事情がわからないのです。

相手の子はそういう特性があるから通ってるわけで、しょうがないと思う。

でもフユタの心が壊れてしまい、やっぱり心の中では思ってしまう。

放課後デイに行かせなければ良かった。

学童ならこんなことは起こらないのに。

私が選択を間違えた。

フユタは嫌な子がいて怖いと言っていたのになぜ行かせようと思ったのか。

人生は選択の連続だ。

今までは割と正解を選び続けてきたと思う。

でもフユタが小学生になってから私は間違いの道ばかり選んでいる。

 

原因その3

最後にトリガーをひいたのは何を隠そうこの私。

隣の家の子が

放課後デイの子が

と言っていたけどフユタを最後に壊したのは私でした。

原因2の翌日

1時間の個別療育の日でしたが、フユタは全く動けず

何とか連れて行きましたが脱走しました。

多分、何年も通っていてはじめての出来事です。

暫くすると自分から戻っていき、その日はお勉強は無しで遊びと工作を中心にやってもらいました。

そこでやはり昨日あった出来事が嫌だったと先生に話したようです。

その日は気晴らしに緑地で思いっきり遊びフユタも楽しく過ごせたのか日曜日は落ち込んだ様子は無かったので私は油断してしまったのです。

放課後デイで作った例の棒で夫の事を執拗に叩いているフユタに怒鳴ってしまいました。

「人の事を叩くなと言ったでしょう!!!

怪我したらどうするの!!!それじゃあフユタが怒ってたデイの子達と一緒じゃないの!」

かなり厳しく怒ってしまった。

フユタはみるみる顔が崩れていき、

ごめんなさぁぁぁい

と泣いた。

俺はダメなやつだ

死んだ方がいい

もう消えたい

また誰かにやってしまうかもしれない

というような事を延々と泣きながら

叫んでいました。

こんなフユタの姿は初めてで、私たちは戸惑い、大丈夫だと声をかけましたが全く耳に入らない様子で…

その日はとにかく寝かせた。

今日は疲れていただけだと自分に言い聞かせて、明日には元気な笑顔を見せてくれると信じて…

 

フユタの中にロウソクがあったとしたら

年度末、進級への不安でロウソクの炎が一つ消え

集団登校で何かされる度に一つ消え

デイで叩かれた事で一つ消え

最後の1本を私が足で踏み潰した

 

ポッキリと折れたロウソクはどうやったら戻るのだろうか。

自然に戻ることはあるのだろうか。

作ってやらないといけないのか。

私が作っても出来が悪くてすぐに折れてしまうだろう。

きっと作ってくれるのは、友達だと思う。

フユタが信頼できる友達。

学校が始まれば、元に戻れるだろうか。

でもこのままでは、学校にすら行けない。

 

翌日笑ってくれたフユタに安心したけど、

放課後デイに休むと電話をしていた所をトイレにきたフユタに聞かれてしまい、またフラッシュバックしてしまった。

 

どこにも行きたくない

学童も嫌だ

家に居たいよ…

 

これが数日間続いています。

家にいれば本当にいいのか?

確かに誰にも傷つけられないけど、1人家にいると負の感情が膨れ上がらないのだろうか…

私はまた選択の場面にいます。

1人で留守番させるか、無理にでも外の世界へ連れ出すか。

もしかしたら、とことん休息するのが近道かもしれない。でもそれが間違いで、家で1人で自傷でもしたら?

もう、時を戻したい

怒鳴った自分を殴りたいし、放課後デイに行かせる自分を止めたい

病院の予約まであと1週間

早く誰かに相談したい