ぐーたら主婦が自閉症児を育てるお話

3歳で自閉症と診断された息子との生活が辛くダークサイドに落ちたぐーたら主婦のブログです。難しい息子を育てて経験した事や日常のことを綴ります

ライナス症候群?タオルを愛してやまない子供

タオルが大好きな我が家の長男とライナス症候群についてのお話です。

長男フユタは自閉症スペクトラムです。

彼は0歳の赤ちゃんの時からタオルを愛おしそうに抱きしめ、ハムハム食べながら寝ていました。

おしゃぶりを卒業させようと思い代わりにタオルを与えた事がきっかけでした。

ライナス症候群とは?

スヌーピーの登場人物のライナス君がいつも毛布?タオル?をひきずって歩いていますよね。

そのライナスにちなんで「ライナス症候群」や「ライナスの毛布」と呼ばれています。

他にもブランケット症候群、安心毛布とか色んな名前がついていますが

幼い子供がお気に入りの物に執着して安心感を得ている状態のことを言います。

フユタはタオルですが、その子によって毛布だったりぬいぐるみだったり様々です。

フユタの場合はタオルも何でもいいわけではなく、分厚いタオルはNG。ガーゼの薄いタオルがいいんです。

なので私は洗い変え用に同じタオルを4枚買いました。

長男とタオル

外では言えませんが、今でもタオルをこよなく愛しており、情緒不安定になるとタオルを求めます。

小さい頃の写真にはいつも笑顔のフユタとともにタオルの存在が…。

昔はそれこそライナス君のようにいつもタオルを持ち引きずって歩いていましたが、大きくなるにつれて基本寝る時だけになりました。たまに心が不安定な時、タオルが欲しいと言います。

その様子を見ているとハムハムと食べながら、手でタオルをスリスリしています。

そしてタオルが濡れてしまい噛むところが無くなると「おかわり」と言います。なんだと思っているんだろう・・・。さすがにびしょびしょになったタオル、ちょっと汚いなぁ。と思ってしまいます。

ライナス症候群って病気なの?

私は外に持ち出すわけでもないし、本人が良く眠れるなら好きにすればいいと思っていましたが、ふと疑問に思いました。

ライナス症候群、ブランケット症候群って名前がついているけど病気なの?

調べてみましたが、病気ではなく依存症に当たります。

かといって精神病等でもないので気にする必要もありません!ホッとしました。

ちなみに発達障害との関係もありませんし、愛情不足や家庭環境も関係ありません。

逆にこの子達は不安やストレスの解消のために自分の好きなものに依存するのでストレス耐性が強いようです。

フユタは今の所ストレスに弱くとても打たれ弱いですが・・・。

子供の心が成長しようと頑張っている証拠ですね。暖かく見守りたいと思います。

取り上げるとどうなる・・・?

私は取り上げたり捨てたりはしなかった訳ですが、嫌だと思う親御さんもきっといますよね。

もし「大きくなったんだからタオルを持つのをやめなさい!」と奪い捨ててしまったらどうなるのでしょう?

子供の心は傷付き不安定になってしまいます。

ライナスの毛布が子供にとっての精神安定剤ですからそうなりますよね。

フユタが託児所に入るとき、タオルが無いと眠れないかもしれないと先生に相談しましたが、全くそんなことはなくタオル無しでも昼寝ができました!

ここにはタオルが無いとわかっていると大丈夫なんですね。

ちなみに次男ゴマちゃん、おしゃぶりはすぐに卒業しフユタと同じようにタオルを齧っていましたが8ヵ月現在タオルへの執着は全くありません。

毛布の手触りの方が好きなようです。

タオルをあげればおとなしく寝ていたフユタと違い、ゴマちゃんはこれといった寝かしつけの方法がありません・・・。自力で寝付くまで叫んでいます。

さいごに

やめる時も健やかなるときも一緒にいた青いタオル。

少しずつ離れてはいますが、いつかもういらないよと言う日がくるのでしょうか?

卒業したら少しさみしいような気もします。

もう5歳だけど、いつまでタオルと共に寝るのかな。興味深いです。

 

 

※そんな日がやってきました

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