長男0歳 扁平母斑(茶アザ)のレーザー治療をした記録
長男フユタは生まれつき顔に大きな扁平母斑(茶アザ)がありました。
息子の将来を心配してレーザー治療を受けようと決めた時のお話です。精神的にとても辛かった出来事ですが、大事な記録として書き残しておきます。
写真が少々痛々しいので要注意!興味の無い方は読み飛ばして下さい。
レーザーの種類と費用
レーザーにも色々種類があり、フユタはVビームというレーザーを使いました。
痣の治療は医療ではなく美容になるので保険適用にならず、実費で1回1万5千円。範囲が広いので2回に分けて実施しました。
他にも最新のQスイッチルビーレーザー等がある事は調べてわかっていましたが、受け入れてくれた病院にはVビームしかありませんでした。
レーザーをやった時の月齢
生後半年の時に1回目、9ヶ月の時に2回目をやりましたが月齢的にはギリギリだったそうです。
何がギリギリかというと、レーザーは痛いので痛みに鈍感な月齢の低いうちにやらないと本人も可哀想だし、そもそも暴れて出来ないそうです。
あと、皮膚が薄い赤ちゃんのうちに施術した方が効果があるとのこと。このレーザー治療は効果があるか無いかはやってみないとわからないので、効果が全く無い可能性もありますと説明されました。
レーザー治療の内容
タオルでグルグルに巻かれて親は外で待機。
時間は10分もかかりませんでしたが、やはり2回目9ヶ月の時はかなり暴れて大泣き汗だくで帰ってきました。
治療当日よりもその後の家での生活がかなり辛かった。レーザーで焼いた痕には傷パワーパッドの大きいのを貼り、薄い瘡蓋になるのを待ちます。
傷痕から浸出液が出てくるのですが、当日〜翌日は浸出液がパッドから溢れてしまい目や耳に入ってしまうので
夜通し浸出液を拭き取り、傷痕が下にならないように寝返りを阻止していました。本当に長い長い夜でした…。
そして毎日パッドを取り替えるのですが、痛くて大泣きするので私も泣きながら交換していました。
レーザー前
レーザー後、浸出液が溜まっている時
瘡蓋になった状態
瘡蓋になった後は自然にその瘡蓋がはがれるので、その後は紫外線が当たらないようにケアします。
瘡蓋が剥がれた後の生まれたてのお肌は紫外線を吸収しやすいのでケアを怠ると逆に痣が濃くなってしまうので要注意!!
このように紫外線を遮るテープを貼って1ヶ月〜2ヶ月過ごしました。しかしフユタはアトピーのせいでお肌がボロボロに!!
真っ赤になり搔き壊し、テープもはいでしまったので赤ちゃんにも使える日焼け止めを塗り、部屋の窓には紫外線カットのシートを貼り極力外出しませんでした…。
掻かないようにフユタの手を握り、カーテンも閉めて部屋で過ごす毎日。こんな生活をしていた為多分この頃鬱でした。
結局痣は無くなったのか
瘡蓋が取れ、新しい皮膚が生まれた後はとっても綺麗になりました。しかし1回目は1ヶ月で再発。2回目は秋だったのでそのまま再発せず治ったのかと思いましたが、次の夏が来ると再発しました。
ダメ元だと言われていて覚悟はしていましたがやはりショックでした。
5歳の現在も痣はありますが、冬は消えて夏になると出てきます。紫外線の問題でしょうか?赤ちゃんの時は吐く程悩んだフユタの痣でしたが、大きくなればそんなに気にならなくなりました。
さすがに夏になると「なんでここ茶色いのー?」と聞いてきますが、大きくなり自分で希望すれば再度レーザーをやろうかなと思っています。
病院探しの話
次男ゴマちゃんは折れ耳で形成外科にお世話になりましたが、そこはゴマちゃんを産んだ産院に紹介してもらいました。
その先生に痣の事を聞いてみると衝撃的な事実が分かった。
「え?Vビームは扁平母斑には効果無いですよ?うちにあるQスイッチなら効果あるし保険も適用できます」
何だって!?じゃあ、あの苦労は何だったのー!?
かなりショックでした…。
痣の治療をしてくれる病院はかなり探し歩き、個人の皮膚科に行ったり総合病院に電話で問い合わせたりしましたがどこも受け入れてくれず
やっと受け入れてくれたのが隣の市の総合病院の形成外科でした。
問い合わせた中で「0歳の赤ちゃんにレーザーなんて可哀想だと思わないんですか!?」と看護師に言われた事もあり、泣きました。
このゴマちゃんの行った病院を知っていれば…。でも当時ネットで探しまくって見つからなかったんだから、しょうがないかなと思いました。
さいごに
赤ちゃんの痣には種類があり、珍しい事では無いようです。
フユタのように顔にあると親は悩みますよね。女の子だったら余計に。
効果があり、暴れず施術できるのは赤ちゃんの時だけです。
本当に病院選びは大事だと今回強く思いました。
これから大きくなっていくうちに本人がこの痣をどう思うか。少し心配な母です。