ぐーたら主婦が自閉症児を育てるお話

3歳で自閉症と診断された息子との生活が辛くダークサイドに落ちたぐーたら主婦のブログです。難しい息子を育てて経験した事や日常のことを綴ります

自閉症と診断がついてから2年たち、今思う事

長男は3歳半頃自閉症スペクトラムと診断がつき、あの頃から2年と少しが経ちました。今回のお盆休みで色んな事を思ったり、当時を思い出したりしたので今の気持ちを書き残しておこうと思います。

友達との関係性の変化

お友達との関わり、これが1番の課題で私が1番悩んだ部分でした。

2、3歳の頃

思い通りにいかないとすぐに癇癪を起こし、手が出る事もあったので誰かと遊ぶ時は私が付きっきりでした。

癇癪を起こしたらすぐ間に入り、どうしたの?こうだったんだね。と気持ちを代弁。相手の子のフォロー、相手の親に謝る。これの繰り返しでとにかく苦痛な時間でした。

みんな子供同士で遊び、その間親同士で談笑しているのに何故私たちだけ…ずっとずっと、そう思っていました。

でも経験しないとフユタはずっと成長しないままなのではないか?そんな不安が付き纏い、積極的に外へ連れ出しチャンスがあれば他の子と遊ばせました。

しかしフユタが変わる事は無く、そのうち私の心が折れ、遊ばせる事を諦めてしまいました。

どうしてうちの子だけこうなの?

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他の子と遊べない。

それなら遊ばせなくてもいいじゃない!と軽く考える事が出来ず、悩み苦しむ日々でした。

 

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4歳の頃

転園した園の先生達やクラスの友達がフユタの個性を受け入れてくれ、少しずつお友達と関われるようになりました。

4歳過ぎた頃、久しぶりにお友達と遊ぶ姿を見てその成長にびっくり!思い通りにならなくても1度も癇癪を起こしませんでした!

おもちゃの取り合いもせず、我慢する事を覚えた。

私は物凄く感動してフユタを褒めちぎったのを覚えています。

その年のお盆休み(今から1年前)従兄弟に自分のおもちゃを貸してあげるのを嫌がりましたが、次お正月に会った時には自らおもちゃを従兄弟達に貸して一緒に遊ぶようになりました。

 4歳の成長記録↓

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5歳の現在

今年は離れた場所にいる私の友達の子供数人に会わせてみました。初めての子とは警戒してダメかなぁ。と思いましたが、時間はかかるけど相手が話しかけてくれれば遊べました!!

去年まではただ走ってついて行くだけ、遊びも相手から言われてやるだけだったのに、ちゃんと会話して対等に遊んでいたと思います。

あの頃を思うと凄い成長。

従兄弟達とも喧嘩することなく、今までで1番楽しく遊んでいました。フユタ自身もいいお兄ちゃん達と遊べたおかげで「お友達が怖いのが少し無くなった」そうです!本当かなぁ?

 

あの頃の私に言いたい。

子供はちゃんと成長するよ。

私が繰り返し教えた事も、普通の子の数倍時間はかかるけどちゃんとわかってくれる日が来るんだよ!

だからそんなに思い詰めず、もう少し見守ってあげて欲しい

 

外出、外食の困難さ

これは未だに辛い時がある…

お盆休み中はブログを書く纏まった時間が取れないかわりにtwitterをよく見ていましたが、知らない人にとってはただの迷惑な親子なんだなぁ…と、辛くなってしまいました。

家以外の場所で癇癪を起こされたり、道の真ん中で動かなくなったり、本当に本当に色んな事がありました。

自分たちはその時必死で…

とにかく今、私と息子が生きる事に必死で余裕がありませんでした。

私は周りの目を気にする人間なので、すぐにその場から退散していました。でも病院とか逃げ場が無い時、もう無理だと、うなだれ叩いた後放置してしまった事がありました。

 

信じられない事ですが、あの時、だれか虐待だと通報してくれないかな。誰か息子を保護して下さい。そう思っていました。

 

本当に親として最低ですよね。

 

でもそこまで追い詰められていたのが事実です。

今私と息子が2人とも元気に生きている、それが本当に幸せです。

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何とか乗り越えた私とフユタ、よく頑張ったよ!!

弱い親で本当にゴメン。

今でも理解してあげられない事が多くてゴメン。

私、いつも怒ってばかりだけど大丈夫だろうか。

いつも不安に思いながらの育児です。

それは今も昔も変わらず。

もっとおおらかな強い人間になりたいなぁ。