ぐーたら主婦が自閉症児を育てるお話

3歳で自閉症と診断された息子との生活が辛くダークサイドに落ちたぐーたら主婦のブログです。難しい息子を育てて経験した事や日常のことを綴ります

【1歳〜3歳】臨床心理士面談の内容(多分K式)と発達の様子

今日は我が子が受けた1歳、2歳、3歳の心理士面談と当時の子供の様子についてです

私の地域では、1歳半検診の後に2歳検診があります。もちろんどちらも引っかかっていた長男フユタは個別に心理士と面談する事になりました。

発達の検査のような事をやったのはこの心理士面談だけ。その時のお話です。

 

1歳5か月の面談の様子

この時のフユタは指差しをまだしない、お友達とよく遊ぶけど石や砂利を投げるのでよく見ていないといけない。歩けるようになったけどつま先歩き、片膝ハイハイもまだやる。

おもちゃは触って投げるだけ。他の子は、ボールを穴の中に入れたりハイと渡したり、返してって手を出してきたりする。こんな感じでした。

奇声を上げて歩き回るので、それを異様なものを見るよな目で見る周りの人達。辛くて支援センターに行くのをやめました。

検査内容

  • おもちゃの型はめ
  • 積み木を積む
  • 〇〇はどれ?の問いに指差しで答える
全く、何にもできませんでした。本当に何もできないので早々に切り上げて検査は終わり。
何もできない事に対して心理士さんは何も言わないし、この時のアドバイス「よく遊んであげてください」のみでした。不安だから行ったのに更に不安を抱えて帰りました。
この時の日記より
保健センターでだれも相談に乗ってくれないなら一体どこへ行けばいいんだろう?
どう関わっていけば成長するの?辛い。
かなり病んでいます

2歳9ヶ月の面談の様子

まず、先生がフユタに挨拶をします。

「フユタ君こんにちは」

シーン、無視

挨拶は今でも苦手で5歳になりましたが、未だにお友達や先生におはようと言われても無視です。

私は他の子に挨拶して無視された事がないのでこの辺も特性なのかなと思います。

 検査の内容

  • 〇〇はどれ?に指を差して答える→〇
  • 積み木を3つ重ねてトンネルを作る→△(見本を見せてもらいながら出来た)
  • 二枚のカードを合わせて絵を完成させる→×
  • 2色のボールを色別に分けて箱に入れる→〇(色は得意)
  • 数種類の絵の中から座るものはどれ?書くものはどれ?の問いに答える→×(一つも答えることができませんでした。
ぬいぐるみや消しゴムや電車のおもちゃ等何種類かの物を並べ、いくつか指示をする。
例:ぬいぐるみを消しゴムの横に置いてください
  • 〇〇を××の傍に置いてください→×(傍の意味がわからない)
  • 〇〇を××の上に置いてください→〇
  • 〇〇を××の中に入れてください→×(誘導されてやっとできた)
2歳のフユタの様子はこちら

心理士さんに言われたこと

理解力が弱く、興味の無い事はやらない。聞かない。

この時2歳9ヶ月で、あと数ヶ月で幼稚園に入園の予定です。

「この子は幼稚園でやっていくのは難しいと思います」と、はっきり言われました。

「苦手な事を園長先生に話をして、配慮してもらった方がいいと思います。

恐らく初めての場所も苦手だと思うので入園前に何度か一緒に行って見せてあげて下さい。」

フユタの現実を突きつけられ、目の前が真っ暗。

日々のフユタの扱いにくさで疲れていた私は心理士さんの前でシクシク泣いてしまいました。

この時の心理士さん、きっとフユタが自閉症だと分かっていたと思います。でも診断を下すのは医者の仕事なのではっきりとは言えない。

とても難しい立場ですね。

この時の日々の関わり方のアドバイスは、またしても「よく遊んであげてください」

嫌っていうほど遊んでますが!?

幼稚園面接の時の様子

幼稚園の入園申し込みの時の事を思い出しました。みんなが待ち時間に自由に遊んでいる中、私にぴったりくっつきグズグズ言っているフユタ。

この子はこんな感じなのに集団の中で遊べるのだろうか?

面接の時には最初に園からのプレゼントでお菓子を貰いましたが、

そのお菓子を食べたい今食べたい!と泣いて騒ぎ、先生と満足にお話が出来ませんでした。

確かに配慮が必要かもしれない。でも苦手な事って集団に入ってみないと良くわかりません。

まぁ、慣れれば何とかなるかも?先生がついててくれれば大丈夫でしょう。

その考えが甘かった。私は後々めちゃくちゃ後悔します。

園長先生にはお話はしたけどあまり深刻に考えて貰えず、幼稚園は入園前にフユタの為の下準備を怠ってしまった為失敗してしまいました。

心理士さんは的確なアドバイスをくれたのに。

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3歳1ヵ月の面談の様子

そして3回目の心理士面談の日がやってきました。前回と同じ心理士の先生でした。

 「フユタ君こんにちは」

挨拶を促したら少しお辞儀をした。

検査内容

  • これは何かな?物や動物の名前を答える→〇(全問正解!)
  • 前回と同じ絵合わせ 2枚→〇 3枚→×
  • 前回と同じ座るものはどれ?書くものはどれ?→ほぼ〇
  • 色を答える→〇(全問正解!)
  • 前回と同じ色別にわけて箱に入れる→〇
  • 〇と十を書く→×(〇は描けるけど指示に従わなかった)
  • 前回と同じ〇〇を××の傍に置く→△(何となくできた)
  • 途中まで描いてある鳥の絵の足りない部分を書き足す→×

微妙ですが、前回よりはかなりできていました。

今回は、「うん、成長しましたね!大丈夫でしょう」と言って貰えました!

この時の日記より

3歳になり、急にイヤイヤ期に終わりを告げたフユタ。言葉のやり取りがやっとできるようになり、素直に可愛いと思えるようになった。

気に入らない時ギャーっとなって暴れる事が少なくなり、きちんと言葉で伝えるようになった。

暗黒時代を抜けたようです(笑)

さいごに

内容的に心理士面談でやった事は恐らくK式です。特に点数を出したりはして貰ってないのであの時の検査での数値はどれくらいだったんだろう?

と、気になります。もう必要ないのですが、今検査してもらったら年齢相応の問題は出来るのでしょうか?

やっぱりちゃんとした発達検査を受けたいなぁと記事を書きながら思いました。

三歳児検診のお話はこちら

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