ぐーたら主婦が自閉症児を育てるお話

3歳で自閉症と診断された息子との生活が辛くダークサイドに落ちたぐーたら主婦のブログです。難しい息子を育てて経験した事や日常のことを綴ります

予防接種で大パニック!病院を震撼させた5歳児

暖かな、よく晴れた日の午後でした。

小児科の待合室にはたくさんの子供とお母さん。今日も相変わらず座る場所がないくらいの混雑です。

そこにやってきた怪獣…

それは我が家の長男、フユタです。

注射が嫌だ!!!!と保育園から帰宅をボイコット

今日は久々の5歳の予防接種(MR)のために小児科にやってきたフユタ。2日前に本人に宣告しました。ゴマちゃんは3本、フユタは1本注射を打ちますと。えーと言いながらも事前申告の際には嫌だなぁ位でした。

しかーし!保育園に迎えに行くと病院に行きたくない!と保育園から帰るのをボイコット。駐車場で引きづりながらなんとか車に乗せた。

同じクラスのお母さんに、「うちの子泣いた事ないよ〜頑張れ!」近所の年下の子に「僕は泣かなかったよ!」と言われながら。

車に乗せたはいいけど、今度は病院についても車から降りません。困った…ゴマちゃんいるから抱えられない。

何とか説得して病院の待合室に入り、呼ばれたので診察室に入り、風邪をひいていないかチェック。なぜかここまでは超スムーズ。

病院にて。注射寸前に大パニック!!

いつも行く小児科は、感染症のチェックと注射は別室で行います。その部屋に入った瞬間…

い、嫌だーーーーぎゃぁぁぁぁ

大パニックで部屋の隅へ逃亡。

「ゴマちゃん、ゴマちゃんが先!!」

と言うのでしょうがなくゴマちゃんからやる事に。

看護師さん「本当に後でいいの?絶対怖くなるよ…」

ふえーんと泣くゴマちゃん。注射はこの日3本打ちました。注射が終われば泣き止みましたが、看護師さんの言う通りゴマちゃんの注射を見て大大パニック!!

パニックの兄を見てまた大泣きするゴマちゃん。

カオス…。

ぎぃやぁぁぁぁ怖い!怖い!絶対嫌ダァァぎぃやぁぁぁぁああ

と、出口に向かって脱走!

看護師さんがここだけは出られたら連れ戻せない!と必死に阻止。少し開いたドアの隙間からたくさんの視線、視線、視線…。

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混雑した待合室が何事かと凍りついているのがわかりました。

無理やり抑えつける看護師さんと私。

でも身長115センチ体重19キロの大きなフユタを抑えられません。

そこへもう1人助っ人を連れてくると言う看護師さんに、「ねぇ、男!?男は嫌だ!!」と意味不明な事を言い出すフユタ。

「男なんて先生以外いないでしょ!?」と必死な看護師さん。

今思い出すと笑えますがその日は全然笑えません。ふざけた事言うなと思ってしまいました。

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優秀な助っ人さんにガッチリガードされ、無事に注射は終わりました。

フユタは注射の針が刺さった瞬間…静かになりました。

痛くなかったんでしょうね。

当然です。普段転んだりしている怪我の方が絶対痛いはず。

注射が終わった後の気まずさ…

大パニックは終わり痛かったとシクシクと泣くフユタ。ここから待合室に行くのは相当の勇気がいります。

それでも帰らないわけには行かないので待合室に行くと、運悪く同じクラスの子がいました。凄く気まずい。最悪だ。

みんなの視線が痛い、痛すぎる。

あぁ、あのヤバイのはこの子だったのか。

そんな心の声が聞こえてきそうで、顔を伏せてお会計を待ちました。

この小児科はいつも利用しますが、注射でこんなに暴れて脱走しようとしている子なんて見たことありません。

もっと小さい子は泣いていたりするけどシクシク泣いているくらいで、大泣きすらしていない。

なんでなの?注射怖いよね。

なんでみんな泣かないの?

なんでうちの子だけ…。

自閉症スペクトラムって何なのよ…。

ぐったりと、疲れてしまいました。

そんな中お会計時に言いにくそうに「実は日本脳炎の注射があと一回残っているんですが…」と言われました。

なんだと!?

同時接種は無理だったの?うちはもう、きっと、連れて行けません…。その話を聞いていたフユタが「また注射、あるの!?」

と泣き出したので、予約はしないで足早に帰宅しました。

私は心底疲れました。

この時の気持ちをなんと説明すれば良いかわかりません。

本当は、「よく頑張ったね、偉い!」と誉めるべきなのに、「こんな大きい子、誰も泣いてないよ。恥ずかしい」と吐き捨ててしまいました。

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最低です。

さらに家に帰ったあと、家に置いてあるおもちゃの位置が違う。何で?何で?と、とにかくしつこくて「もう、静かにして!!」と言って泣かせてしまいました…。

普通の子の何倍も恐怖に感じてしまうこと、そんなフユタの気持ちを1番わかっているはずなのに。この日は全然味方になってあげられなかった。

心の中ではわかっているのに口から出る言葉は突き放す言葉ばかり。

もう自分が嫌だ。嫌だ。

さいごに

日本脳炎と、冬にはインフルエンザの予防接種もあります。次回からは発達の病院で受けることが出来るか聞いてみようと思います。

今回はいつもに増して不快な記事ですいません。

こんな事発達障害の子の定番なのに、何年親やってるんだって感じですね。

昨夜反省したので、今日は「怒らず楽しく過ごすこと」を心がけて過ごしました。