ぐーたら主婦が自閉症児を育てるお話

3歳で自閉症と診断された息子との生活が辛くダークサイドに落ちたぐーたら主婦のブログです。難しい息子を育てて経験した事や日常のことを綴ります

自閉症のこだわりへの対処法 我が家の場合

長男4歳は自閉症スペクトラム

非常にこだわりが強い男です。

男の子は多少のこだわりの強さがみんなありますが、自閉症の場合は全然多少じゃないです。

むしろ生活のすべてがこだわりでできています。

このこだわりって全部叶えてあげていますか?

私は全く叶えてあげない母親でした。(今も)

自閉症スペクトラムの人は先の見通しがつかないので

急な予定変更が苦手です。

そのため「いつもおなじこと」にこだわります。

変わる事が不安でしょうがないのでいつもと同じだと安心します。

 だからこだわりは聞いてあげたほうがいいと頭ではわかっているのですが

毎日同じ状況ではないので、聞いてあげられない時もありますよね。

聞いてあげられない私と絶対叶えたい息子は毎日バトルです・・・(あぁつかれるストレスで死ぬかも)

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自閉症のこだわりはどこまで聞いてあげる?専門家に聞いてみた

地域に療育コーディネーターという方がいて

お話する機会があったので聞いてみました。

「こだわりを聞いてあげると毎日毎日そのこだわりが続くので拒否したいんですけど、

拒否した時のパニックが怖いんです。」

 

「全部聞いてあげる必要はないですよ!

お母さんが出来る限りで大丈夫です。

聞いてあげられない事は拒否していいですよ。

ただ、何故ダメなのかはちゃんと説明してあげて下さい」

 

全部聞かなくてもいいんだ…。

とても安心しました。

2〜3歳から突如現れたこだわり

長男の場合はどんなものがあったかというと

  • ドアの開け閉めは自分がやる
  • 電気は自分が付ける
  • 服は同じ服しか着ない
  • コンビニに行ったら必ず蒟蒻ゼリーを買う
  • 病院に行ったら同じアイスを買う

などなど

あげたらキリがないです。

達成出来ないとパニックで怒り泣きが凄いんです。恐怖です!

このこだわり、急に無くなるのですが次は違うこだわりとなって現れます。

そう、こだわりが無い時なんてなかったと思います。

ちなみに今は、車の自動スライドドアの開け閉めは絶対自分がやる

なんですが、次男も乗せたいのにすごく厄介です。長男が自分で開けたいけど急がないから、次男を抱いて長男が来るまで車の前で待ってます。毎日…。バカバカしいですよねー

でもこのこだわりは聞いてあげられるから聞いてます。

車のこだわりの話はこちら↓

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服のこだわりの事はこちら↓

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聞いてあげるこだわりと拒否するこだわりどうやって決めてる?

あくまで私の判断なのですが、

他人を巻き込むこだわりは迷惑なので徹底的につぶします。

例えば今現在あるのは、保育園から帰る時に友達と帰りたい。というこだわり

保育園から駐車場まで1分かからない距離を友達と帰ると言って聞かないのです。

 

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よっぽど同じタイミングで迎えに行かないと友達となんて帰れません。

私が先生と話している間に友達に着いて行ってしまうので相手の子とお母さんが入り口で待っててくれたりします。

これは相手に大迷惑ですよね。

一緒に駐車場に出るわけにいかないから仕方なく待っててくれます。相手も用事があるかもしれないのに。

現在これは徹底的に潰そうとしていますが、

なかなか難しい…。

このような他人が絡むこだわりは聞いてはいけないと思います。(私は)

私は日常生活で他人に迷惑をかけないように暮らしていきたい。息子たちには迷惑をかけない人間になって欲しいと思って育てています。

しかし現実はなかなか厳しいですね。

でも長男ももうすぐ5歳。 

落ち着いて話せばわかってくれるようになりました。

気持ちの切り替えも上手になりました。

自閉症でもキチンと話せばわかります。今は分からなくてもわかってくれる日はやってきます。

 友達の車に乗ると騒ぎバトルになった話↓

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大事なのは事前予告!!

これまで長男と過ごしてきて大事だなと思った事は「事前予告」です。

例えば彼のこだわりの病院帰りのアイスですが、病院の待ち時間が長くて食べる時間が無い日もあります。

その可能性があるなと思ったら、

「時間が無かったら今日は買えないよ」

と最初に説明しておきます。

話すだけじゃダメです。聞いてないかもしれないので(汗

ちゃんと「わかった」と言うまで説得します。

本人が納得すれば買えないとパニックを起こす事は無いです。

親は先手先手で動かなきゃいけないから超大変ですが事前予告だけは忘れないようにしています。

 「これって大きくなったらなくなりますか?」

「自分で妥協できるようにはなりますが、こだわり自体は一生無くなりません」

だ、そうです。

さいごに

この記事をはじめて書いた時2018.12は車の開け閉めにこだわっていましたが、現在はママが閉めてもいいよという日も出てきました。

こんな感じで困りごとがいつの間にか解決されていきます。しかし新たな困りごとはどんどん出てくるのですが…。

お互いに無理しない程度に付き合っていく事が大事ですね。

「こだわり」でバトルになった話色々

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