産後クライシスで離婚寸前までいった話
今日は産後クライシスで離婚寸前までいった私の体験談です
近年よく耳にする事が多くなった産後クライシス、我が家もありました。
産後クライシスとは ?
出産後子育てが一番大変な時期に夫婦仲が冷え切ること
女性は産んだらすぐ母親になり、慣れない育児にてんてこまい。産後の体はボロボロで女性ホルモンも乱れてイライラしやすくなり、さらに夜間授乳で睡眠不足。
では夫側はどうなんでしょうか?
家事を手伝ってくれたり夜寝かしつけを変わってくれたりとても理解のある旦那さんもいますよね。
初めての出産と激務夫との毎日
基本日曜日はお休みの夫の会社でしたが、出勤になる事も多く月に1〜2回しか休みがありませんでした。
そして長男フユタの出産は土曜の夜中。普通ならそのまま日曜日はお休みで一緒に過ごせるはずだったのに、会社の社長は休みをくれず出産に立ち会った後仮眠を取って仕事へ行きました。
そんな感じの職場だったので、本当にワンオペで家の中で一人きりの育児でした。
出産後しばらくは病む事もなく、一人で自由に過ごせたので夫がいなくても特に問題は無かったし不満に感じることもありませんでした。
しかしアレルギーが発症してからは育児はどんどん大変になっていき、おでこに大きな痣があるフユタは0歳でレーザー治療もやりました。
レーザー痕のケア、紫外線が当たらないように気をつけて過ごし、一日中泣いてるフユタ。
夫の事を労わる余裕なんて全くない。
夫も仕事が大変で私たちを気にする余裕がない。そんな毎日でした。
その頃夫は社長とトラブルになり仕事を辞めたいと悩み、鬱っぽくなっていました。1日に何度も何度も私に電話をかけてきて長々と仕事の愚痴を言う。
夜泣きで睡眠不足なのにその電話で日中も仮眠を取れず私もストレスがたまっていきました。
夫のストレスが大爆発した日
ある日そんな夫の為に産前によく2人で行っていたお店にお酒を飲みに行きました。もちろん私は運転手のためノンアルです。
フユタがギャーギャー泣いて大変でしたが、外に出てあやしたりして何とか2時間位過ごせました。
その帰り道酔っていた夫は私の些細なミスを凄い勢いで問い詰めてきて、疲れていた私は怒鳴り返してしまったのです。
あんたがお酒飲む為に私はフユタを2時間抱っこしてその後運転しているのに!!許せない!
そんな気持ちでした。
そこから寝るまでずっと怒鳴り続け、私を責め続ける夫。
私はフユタをお風呂に入れて寝かせなければいけないのに、夫は逃げる私を追いかけていつまでもいつまでも怒鳴り続けました。
これが一番の大事件でしたが、その前にも似たような事が数回あったので私はもうこの人とは無理だと思いました。
赤ちゃんの前で狂ったように怒鳴る父親なんて要らない。離婚した後フユタと生きていけるか毎日調べまくりました。
夫は外では不満を一切口にせず完璧に相手に合わせることができます。その分溜まったストレスをこうやって私にぶつけてくるのでした。
プラスに考えれば私にだけは本心を晒せるという事なんでしょうけどあまりにも辛すぎる。
お願いします。もう私と別れてください
フユタは絶対渡さないからな!
その日の戦いは夜中まで続きました…。
どうやって離婚回避したの?
お酒が抜けた次の日、夫は我に返り平謝りでしたが、度々繰り返されるこのやり取りでもう私は限界。
二度とやらかしませんという夫の言葉はもう信用できません。
お互いの親にも話し、もう離婚するという話でほぼ纏まりました。
私の親も帰ってくればいいと言ってくれたので、実家の方で仕事を探せるのか調べたり親権を取られないようにするにはどうすれば良いか考えて数日過ごしていました。
夫は離婚したくないと言い続けていましたが、最後はねこじろうがどうしても無理ならしょうがない。と諦めている様子でした。
私は調べたり体験談を読んだりしているうちに急にシングルで育てて行く事が出来るのか、うちは母子家庭なので将来母もどうなるかわからないと不安になっていきました。
0歳の物心つく前に別れた方がフユタの記憶にも残らずいいと思ったけど、実家の距離を考えたら
恐らく二度と夫と会うことは無いでしょう。夫もそう言っていました。
きっと離婚する人はみんな同じ事を考えると思う。フユタから父親を奪ってもいいのか?
私が我慢すれば良いのでは?これから先フユタが成長したらフユタにとって大事な存在になるかもしれない。
そう思い最終的には離婚をしないことにしました。その際に約束事を決め、破った場合は話し合う事無くすぐさま離婚します。と夫と約束しました。
その約束とは、お酒をやめること。
こうして我が家は離婚を回避しました。
さいごに
結局この約束は緩和していき、今現在は自分のお小遣いからお酒を買って飲んでいます。
前述のような失態は今のところありませんが、やはり仕事と育児、役割の違いによる衝突は度々あります。
今現在フユタは夫のことが大好きで、欠かせない存在となっています。
可愛いゴマちゃんも産まれてあの時離婚しなくて良かったと心から思いますが、現在も産後クライシス状態で夫の事が大嫌いになっています。
でももう簡単に離婚は言い出しません。
育児で大変な私と仕事で大変な夫。
あの時の夫の苦労もわかっているつもりだけど人間やはりその立場に立ってみないとわからない事ばかりだなと思いました。