ぐーたら主婦が自閉症児を育てるお話

3歳で自閉症と診断された息子との生活が辛くダークサイドに落ちたぐーたら主婦のブログです。難しい息子を育てて経験した事や日常のことを綴ります

お友達から暴力!?保育園での友達関係、親はどこまで関与する?

フユタの登園渋りが突然の急展開を迎えました。

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 園でのお友達と起きたトラブル、どこまで介入しますか?

園でのことだし、友達同士のことは本人たちにまかせる。という方も多いでしょうか。

今回は私、先生とフユタの間に入り起こったことをしっかり伝えて解決して貰いました!

絶句したお友達とのトラブル

保育園に迎えに行った時、フユタの様子がなんかおかしい。もう、歩けない。といい、私に捕まってズルズル引きづりながら何とか車まで行けました。

どっぷり疲れている様子。

これはまた何かあったな?

「保育園で嫌なことあったの?」

「…(沈黙)」

まぁ、言わないよね。

しかし暫くすると急に話しはじめました。

「今日ね、あのね、ぞうきん絞ってたの。そしたらお友達に早くしろよ!って後ろから蹴られたの。何回も」

「!?」

ジャイアンでしょうか・・・。)

おせーんだよ、のび太!と蹴りを入れるジャイアンの映像が思い浮かびました。

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年少から2クラスでほとんどメンバーは変わらないのですが、そんな子がいるという話は聞いたことありませんでしたのでびっくり!

トラブルの相手のこと

「えー?暴力は絶対にいけないんだよ。誰にやられたの?」

「Kちゃん…。年中の時は悪い子誰もいなかったのに。」

Kちゃんって、女の子じゃん!ということはジャイ子か!!

しかも例の行き渋りの原因になった子です。

前回のトラブルの時は本人気づいてないだけで何かしたのかも。きっとお互い様なんだろうなと思いジャイ子については何も言いませんでした。(フユタにも)

フユタは指の力が弱いのでぞうきん絞りは苦手なはずです。きっと苦手なりに一生懸命やっていたはず。なのに後ろから蹴られるなんて…。

自分の事のように悲しくなりました。

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「それは酷い。明日先生に言ってあげるからね。大丈夫だよ!暴力振るうのは悪い事だから。フユタは悪くないからね」

しっかりと話を聞いて、私の共感を得られた事で満足したのか機嫌は直っていき、家に帰ってからは元気に遊んでいました。

先生の対応にもやもやしました

朝のお出迎えは加配の先生です。

昨日現場にも居たようで、わかるだろうと思い話しました。「昨日、例の女の子に蹴られたそうなんですが、わかりますか?」

「あ、はい。ぞうきん絞りの時の事ですよね。」

「フユタ君は蹴られたと思ったみたいですけど、Kちゃんに当たったんだよね?と聞いたら当たってしまったと言っていました。

後ろにみんな並んでいたからぶつかってしまったんですねー。」

「フユタは遅いんだよ!と言って何回も蹴られたと言っていますが。。」

「そうなんですか。うーん、Kちゃんだけじゃないんですけど年長になってみんな自己主張が強くなってきて思った事をそのまま言ってしまうんですよ」

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なんかモヤモヤする~

だから蹴ってもいいと?

前回の時も、フユタが一生懸命話してくれた事を報告したら「私は見ていましたがその事実はないです」と言い切りました。

先生、半日で帰るのに???

ジャイ子が当たったと言ったからワザとじゃない。

じゃあフユタの言い分は?

そんな事はないのでしょうが、もしかして障がいがある子の意見より無い子の意見の方が信ぴょう性があると思われているのかな。と不安に思いました。

障害があるからこそ、逆に嘘はつけないです。起こった事実だけしか言えません。嘘をつくという能力がまだ無いのです。

せっかく勇気を出して「先生に言ってほしい」とお願いしてきたフユタの気持ちを思うと、これで終わらせてはいけないと強く思いました。

担任の先生とお話しました

そしてお迎えの時。

加配の先生から報告を受けていた担任の先生とこの件で話すことが出来ました。

なんと、その日のうちにジャイ子と話をしてくれて、ジャイ子がフユタに謝ってくれたのです。ジャイ子の主張はやっぱり「わざとじゃない」でした。もっと言い分がありそうだったけど、それについては詳しくは話してもらえませんでした。

私はフユタの話しか聞いていないから、ジャイ子からの話も知りたいな。と思いましたが結果的に「ごめんなさい」と泣きながら謝ってくれた。もうそれで充分だなと思いました。

フユタも「今日謝ってくれた。もう怖い顔されなくなった。明日はいじわるされないかな・・・。」と一応納得した様子でよかったです。でも話し合い自体がストレスだったのかな?帰ってきてからは大荒れ!!!

「僕怒っててごめんね。でも今日は疲れているからママは怒らないでね」と宣言されました(笑)

担任の先生からは、

「今まで何もトラブルがなかったので、私も油断していました。もっとちゃんと見てあげようと思います、申し訳ありませんでした。」と言って下さり、いえいえとんでもないです…と逆に忙しいのにすいませんでしたとお詫びしました。

先生が油断していたように私だって油断していました。

友達とのトラブルは今までもありました。こんなこととか↓

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でも、数日後には仲良く遊んでいたりと心配になるようなことは全くありませんでしたから。

この件でやっぱりフユタは「配慮が必要な子」と再認識できました

さいごに

タイトルの「親はどこまで関与するか」についてですが、相手の親に殴り込みに行くまではせずとも何とかしてほしいと先生に訴える事くらいは園児の間はいいのではないかなと思いました。

それもきっと個々の性格にもよるだろうし、全く関与しないことで自分で解決する力がついてくるという事もあると思います。フユタはまだまだその段階にはいないのでもう少し私が間に入って解決してあげるようにしないといけないなぁ