お勧めしたい自閉症の漫画 ムーちゃんと手をつないで【あらすじ感想⑤】
私がお勧めしたい自閉症の漫画、ムーちゃんと手をつないで5話の感想です。この5話は2巻に収録されると思われます。
ネタバレありますのでこれから読まれる方ご注意下さい!!
4話の感想はこちら↓
ムーちゃんが幼稚園に!?
新しい療育先、星のうた学園に入園して1ヶ月がたち、保護者との雑談の中で療育園と併用して幼稚園に通えるという情報を得ることが出来ました。
無理だと思って諦めていた幼稚園ですが、ムーちゃんの制服姿が見たい、普通の子の中に入って色んな経験をさせてあげたい。
そんな思いから彩は受け入れてくれる幼稚園を探す事にしました。
何が良かったって、幼稚園の事もそうですが前回疎外感を感じていた保護者たちの雑談の輪の中に彩が入ってる事!
元々の大きな輪の中に新しく自分が入るって、かなり勇気がいりません??私は本当に苦手です…。
障害も千差万別
活動中、相変わらず座っている事が出来ずにムーちゃんは走り回ってしまいます。お隣で大人しく座っている和義君の事を大人しくて羨ましいと思ってしまいましたが和義君は逆に
- 自分の気持ちを伝えようという気持ちがない
- 何をどうしたいのかわからない
そのためまだ言葉も出ないし、おもちゃを取られても何も言いません。そんな和義君のお母さんから見ると全身で気持ちを表現出来るムーちゃんが羨ましいようです。
そういえば以前通っていた親子教室に同じタイプの子がいました。その時私も大人しくていいなと思った記憶があります。
発達障害の子供も色んな子がいて、100人いたら100通りです。無い物ねだりで自分の子が出来ない事が出来ていると羨ましく思ってしまいますよね。
でもみんなそれぞれ色んな悩みを抱えています。
身近には発達障害の子がいない私ですが、最近Twitterやブログをはじめてみんな色んな悩みがあるんだな。と知る事が出来ました。
幼稚園に入れると起こるであろうトラブル
他の子がブランコを漕いでいるところ、走ってきたムーちゃんに激突してしまいます!
その子のお母さん、かなり凹んでおり幼稚園でも他の子に怪我をさせてしまい幼稚園を退園する事にしたと…。
救急車が来る騒ぎになりその後は針のむしろ。
みんなが自分達の悪口を言っているような気がしてしまいお迎えもギリギリまで車の中で待っていると…。
世の中障害があるからって許してくれる人ばかりじゃないの。異質な存在として過ごす事にもう疲れちゃった。
幼稚園は特に意識の高い親御さんが多いような気がします(うちの地域は)。私も周りの目が辛くてお迎えの時にみんなの雑談の中に入るのが本当に嫌でした。それでも何とか輪から外れないように頑張りました。
今思えばそんなに頑張る必要あったかな?別にほかの人の目なんか気にしなくても良かったんじゃないかなと思うのはきっと幼稚園を辞めたからですね(^_^;)
我が家の長男がいた幼稚園の園長のように障害に理解の無い人もまだまだ多く、保護者も異質な物は排除しようという考えの方もいると思います。
普通の幼稚園に入れる事はいい事ばかりではないのも現実で、幼稚園に行っても行かなくてもきっと後悔する。
だからみんな悩みますよね…。
彩のムーちゃんへの思い
チャレンジして、傷つく事もあるだろうけどどうせ後悔するなら私は私の思う育児をやりたい!そう決意した彩。
5話には書いてありませんが、やはり受け入れてくれる幼稚園を探す事にしたのでしょう。
最後、自由に走り回るムーちゃんに対して「私が連れて行きますのでお母さんは待っていて下さい」と言う補助の先生?に対して
「ちゃんと座れるように訓練しに来ているので私が連れ戻します」と彩は言い返します。
それを聞いた先生の顔が暗い…。何か一波乱ありそうな嫌な予感!
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さいごに
ムーちゃんと手をつないで5話の感想でした。
エレガンスイブ2月号に掲載されています。
5話は主に普通の幼稚園に入園することについてでした。次回は受け入れてくれる幼稚園を探すお話です。